初めての弦交換
言い訳その2
前回の記事をアップしてから、早1年近くが経ちました(定番化してきた……)。日々の修練の賜物で、もうプロ並みに上手くなってしまったので、初心者から上達していく過程をお見せできず残念です……、ってなことを書ければ良かったのですが、いまだに初練習のころからたいして上達していなかったりしてます。
最初の頃なら、「下手ですけどまだ始めたばっかりですから」という自分への言い訳もできたんですが、キャリア1年半にもなってくると恥ずかしくて動画もアップできなくなって、すっかり引きこもりブログ化してしまいました(ほかの趣味やら勉強が忙しかったのもありますが)。
ですが、下手は下手なりに少しは練習していたせいか、それとも何もしなくても経年劣化でダメになるのかわかりませんが、このごろチューニングが安定せず、音もなんとなく締まりに欠ける感じがします。煮詰まるほども練習していないんですが、ここは気分一新ってことで、初の弦交換にチャレンジしてみることにしました(これまでの弦はベースギター購入時に張られていたものでブランド不明)。
初めての弦交換
弦交換となると、何はなくとも必要なのが新しい弦。もちろん、ベースを買ってから初めて弦交換するような者に好みなどあるはずもなく、何を買えばいいかってところから検索。
www.shimamura.co.jpこのサイトで「迷ったときのベスト3」のひとつに挙げられていた「D'Addario EXL165」という弦を購入。
弦が用意できたら、いよいよ交換です。しかし、どうやればいいのかわかりません。そこでこちらも検索。次の2つのサイト&動画を参考にさせていただきました。
rayxbass.comこちらのサイトは、交換の説明もさることながら、初心者には盲点になりがちな弦の外し方が書いてあり良かったです。で、もう1つはこちらのYouTube動画。
こちらの動画も初心者には絶対に気づかないような、下記のことが説明されていて勉強になりました。
- 交換前に手を洗うと弦の持ちが違う
- 切るところの少し奥を曲げてから切ると巻いてある金属のほつれが抑えられる
- 巻くときは下方向に巻いていく
これで知識は十分なはず。ということで、早速実践! まずは、弦を緩めます。
弦を外して、この機会に弦が邪魔で拭けなかったところもキレイにします。
あとはボディに傷をつけないように気をつけながら、ナットの下に向けて(2回ほど巻いたら、寄せてそろえつつ)、巻いていきます。1本だけを一気に巻かずに、4本を均等な割合で巻いていきました(タイヤ交換のときのネジと同じ要領)。
そして、いきなり完成(このあと、緊張の極みの中で作業していたので、写真を撮る余裕なし)。
前の弦にあったペグ付近の赤い飾り糸(?)がないと、見た目が寂しいなー。あと、D'Addario弦の特徴らしいけど、ボールエンドの色はちょっと嫌だな。
特に問題なく張れた風だけど、実は結構悩んだ。今回参考にさせてもらったサイトで弦交換のサンプルになっていたベースのヘッドはみんな片側一列タイプ(Fenderタイプ?)。私のYAMAHAのベースは両側タイプ(Gibsonタイプ?)なので、高音弦のところで、ペグの外側に弦を張るのか、内側に張るのか、低音弦も含めて同一側に張るのか、わからず悩んだ(この説明で伝わるかも悩んだ)。
写真も撮ってなかったうえに、高音弦のチューニングでペグをどっちに回していたかもわからなくなってしまって(ここで練習不足が露呈)……。
ま、間違ってても、ジミヘンみたいにわざとやってるんですと言い張ればいいやってことで今回は終了。やっぱり新品の弦は、音がブライトな感じで締まりがあって、良い感じがします。これでちょっとは練習を(ry
次こそは、練習動画をアップする予定!
『ジャコ・パストリアスの肖像』を読んで
言い訳
初練習をアップしてから、2回目もアップされないまま早半年以上が過ぎました。
すでに上手くなり過ぎてしまって今さらアップしても、というのはまったくのウソで、残念ながら初練習の頃からほとんど上達しておりません……。
- 頚椎症が悪化して右手がしびれていた
- 仕事が忙しくなってしまった
- テニスに時間を取られた
- とにかくいろいろ忙しかった
これらが公式な言い訳ですが、実際のところは昨年末に高校時代の友人たちとスタジオセッションをやったんですが、それをなんとかだましだましで乗り切れたことで(バレないように音量を最低にしておきました)、すっかり安心してしまったというのが秘密の(本当の)理由です。
しかし、せっかく買った&始めたのにこのままではもったいないので、春から奮起する予定です(もう春というツッコミはご遠慮ください)。幸か不幸か、初練習のレベルからほとんど変わらず再開できるので(というか、あの頃よりも練習していないので、むしろ下手になってる可能性大)、私が上達していく過程をお見せできるはずです。
でも、今回は自分のベースの話ではなく、最近読んだJaco Pastorius(通称、ジャコパス)の本について書きます。
そもそもジャコパスとは
ジャコパスは、私が今さら説明するまでもないほどの「エレキベース界の巨人」。ジャコパスのことは、大学時代に知り合った友人に教えてもらった、Weather Reportの「Heavy Weather」で初めて知りました。
それまでは、エレキベースと言えばスラップ(当時はチョッパー)と思っていた私に衝撃を与えました(スラップは、カシオペアの櫻井哲夫さんに憧れてましたね。MINT JAMSのDomino Line最高です)。
こんなのベースでできるのという超絶技巧、惹きつけられるベースライン、丸みのあるサウンド、そして効果的に多用されるハーモニクス。どれもが衝撃的でした。
このアルバムの最後の曲、「Havona」のベースラインを弾きこなすことが、私がベースを始めた理由の1つであり、私の夢です(一生かかっても無理だと思いますが)。
ちなみに、ジャコパスは私が大学在籍中にケンカが元で亡くなったのですが、それを知った日、教えてくれた友人の部屋で、モノラルラジカセで「A Remark You Made」(お前のしるし)をかけながら、お酒を飲んで追悼したことは忘れられない思い出です。
『ジャコ・パストリアスの肖像』を読んで
ようやく本題。タイトルは『ジャコ・パストリアスの肖像』で、ジャコパスについて書かれた有名な本のようです。
良かったところ
ジャコパスは大好きだったのですが、知ったのがインターネットなど日本に存在しなかった大学生の頃だったため、音源以外の情報を入手する手段も今ほど簡単ではなく、Weather Reportに参加して有名になる前のことや脱退してから亡くなるまでのことはほとんど知りませんでした。
というわけで、ジャコパスについて体系的に情報を得られたのは、この本を読んだ最大の収穫です。
悪かったところ
しかし、上記以外はあまり良いとは思えなかったです。
まず、この本はかなりの分量を割いて、ジャコパスの亡くなる前の奇行について書いています。ジャコパスは、人生の後半にドラッグやアルコールの影響でさまざまな奇行を行ったのですが、ここまで書く意味があるのかなと疑問に思うくらいです。
死に至るケンカを起こすことになったジャコパスの状態を示す意図かもしれませんし、破滅型の天才ということを強調したかったのかもしれません。しかし、私には多過ぎるように思いました。2つ3つくらいの奇行を挙げて、こんなことがほかにも無数あったくらいでいいと思います。
また、私が知りたかったのは、彼はいかにしてスーパーベーシストになったのか、どうしてWeather Reportを辞めたのか、どうして身を持ち崩すことになった経緯とかなんですが、そうした部分の記述は奇行に比べるとかなりアッサリです。
著者がジャコパスの晩年に知り合いになったということも関係しているのかもしれませんが、人のプライバシーを晒し物にすることと真実を伝えるということを混同しているようにしか思えませんでした。一言で言って悪趣味です。
あと、これは原著ではなく翻訳書を出版した日本の出版社の問題と思いますが、ジャコパスの有名な1stソロアルバムと同じタイトルにするセンスも疑問です。
というわけで、この本はお勧めしません。まあ、読んだおかげでベース弾こうという気持ちが沸々と湧いてきたし、このブログも更新できたので結果的には読んで良かったのかな。
おまけ
現在は、日本人の方がインタビューを中心にまとめた、書籍を読んでおります。まだ、読み始めですが、こちらはかなり良いです。
まあ、これもジャコパスのソロアルバムと同じタイトルなんですが……。
初練習
ベースギターを始めるにあたり、まず自分の目指すスタイルの設定から。とはいえ、現在のところ確定しているのは1つだけ。
- 指で弾く
これは、ベースの音色は指で弾いた丸くて弾むような音が好きだから。本当はフレットレスベースにしたいくらいだが、さすがに難易度高過ぎるので見送り。スラップにも惹かれないではないが、最初はオーソドックスなスタイルを身につけたい。
なにはともあれ目的達成には練習第一ということで、最初はCメジャースケールから。というとカッコいいが、いわゆるドレミファソラシド。
youtu.beこの速度にもかかわらず、素人耳にも問題山積みだ。
それとレイキングの練習。交互に指を動かして弦を弾くのではなく、弾いた指でそのまま上にある弦を弾く弾き方で効率良く弾くための技術とのこと。
この辺りは癖がついてからだと身につけるのが難しくなりそうなので、今のうちにやっておく。
うーん。先は長そうだ……。
ベースギター購入
ふとしたことから、エレキベースギターを始めることに。目標は、2018年年末までに簡単な曲を演奏できるようになること。
何はなくともベースギターが必要なのでデジマートに掲載されていた中古エレキベース(YAMAHA TRBX504)をイシバシ楽器店経由で3万2,400円(税込)で購入。こんなにカッコいいベースギターをこんなに安価で手に入れられて大満足。
ベースギターがあるなら、当然アンプも必要ということで、こちらもデジマート に掲載されていた中古ベースアンプ(Ampeg BA-108)をイシバシ楽器店経由で1万612円(送料&税込)で購入。こちらも大満足。
知識ゼロからのスタートのため、ベースアンプ購入には下記のサイトの情報などを参考にさせていただいた。感謝。
ほかにもクリップ式チューナー(KORG Pitch Crow-G)(1,590円)とシールドケーブル(CANARE PROFESSIONAL CABLE 3m)(1,680円)をAmazonで購入。メトロノームだけはすでに持っていたので、それを活用。
これで機材はバッチリ。あとは練習するだけなのだが、どんな練習をすればいいのかわからないということで、いかにもなタイトルの教則DVDを近所のブックオフで1,550円で購入。
さらに、もう少し練習が進んだときのために、難易度の高い教則DVDも3本を合わせて4,635円(1,507+979+2,149)で購入。
これですべて準備は整った。あとは練習するだけだ。